日産自動車と仏ルノーは6日、長年の提携関係を改めることで合意したと発表した。決別とまではいかないものの、それぞれの独立性を高める体制に移行する。ルノーは日産への出資比率を43%から15%に引き下げる。日産はルノーが年内上場を目指す電気自動車(EV)・ソフトウエア事業に出資する。欧州、インド、中南米での協業も検討している。3月末までに正式契約を交わし、年内の手続き完了を目指す。両社のパートナーシップは1999年にさかのぼる。ルノーは当時、経営難に陥っていた日産の株式3分の1超を取得した。日産の建て直しに向けルノーが派遣したカルロス・ゴーン氏は、最終的に両社トップを兼務し、強気の性格で双方の相違を解消していった。
日産・ルノーの提携見直し、互いの独立性重視
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