仕事を求めて米国に来る移民たちは今、近年にないほど迅速かつ良い条件で職を得ている。雇用主やエコノミストらによると、多くの場合、移民労働者は米国人労働者と同水準の賃金を受け取っているという。米労働省によると、国内の求人件数は昨年12月末時点で1100万件に達した。労働市場の逼迫(ひっぱく)はホワイトカラー職に関しては緩和されつつあるようだが、雇用主たちは時間給労働者の確保が依然として課題だと指摘する。今年1月の失業率は3.4%と、53年ぶりの低水準だった。多くの中小企業は、米国生まれか、帰化した労働者を十分に確保することができず、割増賃金を払って移民労働者を雇っていると話す。これは過熱気味の労働市場のもう一つの側面だ。こうした市場環境を映して、賃金と物価が押し上げられており、米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレを抑制するために利上げを続けるよう圧力を受け続けている。
米移民労働者は「売り手市場」 賃金も急騰
サービス業の雇用主は時間給職の空きを埋めるのに苦労
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