ベスト感動レシピ第3位
【フランスのママン直伝のキッシュ】

『厨房から台所へ』P128-129)

【伝説の家政婦・志麻さんワンポイントレッスン付き】ありえない“サクサク感”を味わって! とっておき「フランスのママン直伝のキッシュ」レシピ一挙公開!!【書籍オンライン編集部セレクション】
たっぷりとチーズを使ったとても濃厚な【フランスのママン直伝のキッシュ】

 夫・ロマンの母(以下、ママン)は一度だけ日本に来たことがありますが、その時にいろんな料理を食べさせてあげたくて、毎日のように居酒屋、ラーメン、レストランと連れまわしていたら、「どうして家で食事しないの?」と聞かれました。

 フランス人にとって人を招くということは、家で食事を囲んでゆっくり会話をすることだと、その時に改めて考えさせられたのを覚えています。

 そんなママンがフランスに帰るたびに作ってくれるのがこの「キッシュ」です。
 私がいつも作るよりたっぷりのチーズを使ったレシピですが、しみじみおいしいなぁと感じます。

 フランス人に招かれるとよくキッシュを作ってくれますが、面白いのはサイズが大きいこと。

 私たちが家庭でよく使うタルト型は21~24cmですが、フランスには33cmくらいのものもあります。

 最初は大きいなぁと思っていた私も、今では24cmのキッシュやタルトだと小さいと思うようになりました。

 本書のレシピは24cmの分量にしてありますのでご心配なく。
 キッシュは少し手間はかかりますが、冷めてもおいしいですし、フランスの定番の料理なので、ぜひぜひ作ってみてください。

★材料(直径24cmの型1台分)★
◎パイ生地 1枚(24cmの型)
◎グリュイエール(チーズ) 120g
◎キリ(Kiri)クリームチーズ ポーションタイプ 3個
◎玉ねぎ 1個
◎マスカルポーネ(チーズ) 100g
◎卵 4個
◎生クリーム 200ml
◎牛乳 200ml
◎塩・コショウ、バター 適量
◎ベーコン 50g

★作り方★
1 オーブンを200度に温める。
2 型にパイ生地をのばして10分から焼きする。
3 フライパンにバターをひき、玉ねぎのスライスを炒める。お好みで西洋ネギやズッキーニを加え、ハーブやスパイスで味を足してもよい(上の写真は玉ねぎのみ)。
4 ボウルに卵、生クリーム、牛乳、グリュイエール(おろしたもの)80g、マスカルポーネ、塩・こしょうを入れ、よく混ぜる。
5 から焼きした生地が熱いうちに、グリュイエール20gをのせ、その上から3と軽く炒めて油を切ったベーコンを並べ、4の生地を流し入れる。上からキリ(Kiri)クリームチーズをちぎってのせ、20gのグリュイエールをふりかける。
6 オーブンに入れ、30分焼いてできあがり。

コツ
 パイ生地はから焼きしておきます。焼きあがったら、チーズを底に敷いておくと、より濃厚な仕上がりになります。

 本書では、日本語のレシピだけでなく、ママンから届いたフランス語のレシピも収録しています。
 ワンポイントは次のとおりです。