「眠気が一気に吹き飛ぶような熱い研修内容」「面白くて実用性の高い講義」「本当にすべてが新鮮で、時間を忘れるような30分間でした――」
4月の新入社員研修、1コマあたり30分の特別講演。話題の新刊『ビジネス会食完全攻略マニュアル』をテーマに担当編集者Sが講師として登壇したところ、なんと終了直後、書籍110冊が即売。
「こんなに買いたいと思ったのは初めて」「ビジネス会食や幹事の仕事に関する考え方が180度変わった」など熱烈な声が多数寄せられたのだ。
22,3歳の新入社員が行列をなして購入した『ビジネス会食完全攻略マニュアル』。一体なぜ、新入社員が瞳を輝かせるほどの支持を集めたのだろうか?
講演した担当編集者Sは「幹事などの“雑務”への向き合い方ひとつで、自分の人生が好転することを伝えたかった」と語る。
発売から1ヵ月で2.1万部を突破し、全国的に好調に売れている本書。100人超が熱中した「眠気が吹き飛ぶ研修」の一部を紹介する。
「幹事は面倒ですが、一度失敗してしまうと、キャリア上の大きな減点につながってしまうのです」
入社して2ヵ月で急に「飲み会幹事」を任されたら…
では、ここで皆さんに質問です。
「飲み会幹事」振られたらどうしますか?
さて、新入社員の皆さんがこれから配属されると、こういうことが起きます。
これは実際に私が経験したことをベースにしたケーススタディです。
「◯◯! 今月末の飲み会の幹事を頼む!」
「仕事が終わり次第流れで、行ける人で行く感じで」
「お店はいい感じに見繕っておいてくれ」
「じゃ、よろしく!」
このように声をかけられるわけです。「入社おめでとう!」と言われるのも束の間、実際に入るとだいたい2ヵ月後くらいには「幹事」の役を任されることになる可能性が高いです。
ここで皆さんに考えてみていただきたいのですが、直属の上司からこれを言われたら、皆さんはどんなファーストアクションを取りますか? これを言われた瞬間に何をしますか? 少し時間を取るので、考えてみてください。
幹事の確認不足で招いた「悲惨な打ち上げ飲み会」
ありがとうございます。「じゃよろしく!」なんて、まさに完璧な丸投げですよね。(笑)
上司の指示だけ聞くと、「いや、これ何の情報もないじゃん」というのが正直な感想かと思います。
ではとりあえず、実際に新入社員の私Sがやっていたことをベースに、このスライドに対処の一例を出してみました。
~(数日が経過)~
前々日:「やべ、時間ない」→ネットで見つけた海鮮居酒屋を全員分コース予約
いかがでしょう。これを見て「全然大丈夫そうじゃん」と思った方いますか?
――(会場は1人も手が上がらない)
はい、では逆に、「やばそうだな」と思った人?
――(ほぼ全員上がる)
ありがとうございます。では実際の答え合わせをしましょう。