米電気自動車(EV)メーカー、テスラの従業員は、労働組合結成を目指していた30人以上が今週、解雇されたと明らかにした。いずれもニューヨーク州北部バファローの工場従業員で、同社では米国初となる労組を結成する意向を表明していた。  テスラ従業員は米独立行政機関、全米労働関係委員会(NLRB)に提出した文書で、同工場の運転支援システム「オートパイロット」部門の従業員が解雇されたことについて、労組結成運動を始めたことへの報復との見方を示した。従業員らは14日、経営陣に労組結成の意向を伝えた上で、対抗措置を取らないよう求めていた。  テスラは今のところコメント要請に応じていない。