ジョー・バイデン米大統領は21日、間もなく2年目に入るロシアのウクライナ侵攻に合わせ、ポーランドの首都ワルシャワで演説した。ウクライナ支援で有志国が結束する重要性を訴えたほか、ロシアが決して戦いに勝つことはないと主張した。バイデン氏は、独裁者の欲望に譲歩せず、対抗しなければならないとし、「ウクライナはロシアの勝利にはならない。絶対にだ」と語った。バイデン氏は西側によるウクライナ支援について、領土保全の尊重や民主主義の擁護といった、ルールに基づく国際秩序を守るため枠組みの一部と位置づけた。バイデン氏は前日にウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談を行った。バイデン氏の演説の数時間前にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領が国民に向けて演説を行い、ウクライナでの戦争は西側に責任があると主張した。