米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31~2月1日開催分)によると、大半の当局者が利上げペースを緩めることが、インフレ対策が過剰もしくは不十分になってしまうリスクのバランスを取る最善の方法だと考えていたことが分かった。ただ、一部の当局者は、時期尚早に利上げペースを減速、あるいは一時停止することの危険性について警鐘を鳴らした。議事要旨は「金融政策スタンスが十分抑制的でないことが判明すれば、最近のインフレ圧力の緩和における進展に歯止めがかかる可能性があるとの見解を複数の参加者が示した」と記した。FRB当局者は前回会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げ、4.5~4.75%とすることを全会一致で決めた。利上げは7会合連続で、昨年12月には0.5ポイントの利上げを実施していた。
大半のFRB当局者が0.25ポイントの利上げ支持=FOMC議事要旨
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