お子さんの初めてのひとり暮らし、ご自身の転勤、単身赴任など‥‥。新生活に向けて「自炊」の必要に迫られている方に!「てんきち母ちゃんのはじめての自炊練習帖」は、料理家のてんきち母ちゃんこと井上かなえさんが、はじめてひとり暮らしをする娘さんに向けて作った本。夜ごはんを1食(主菜・副菜)200円前後、週1500円程度で作ることを目標に、ムリなく無駄なく、自炊を続ける様々な工夫や、簡単なのに味が決まる料理を提案しています。この連載では、本書からそのコツやレシピを抜粋して、紹介していきます。

【「ひとり暮らし」ビギナーへ】最初に買っておくべき調味料はこれだけ!「てんきち母ちゃんのはじめての自炊練習帖」より

手早く味が決まるために必要!最低限の調味料は?

 ひとり暮らしを始めて、「なるべく自炊をしよう!」と思った時、何を揃えればいいでしょうか? 電化製品やキッチン用品は以前の回でお伝えしましたが、調味料はどこまで揃えればよいでしょう。

 たくさんあればあったで、作れる料理のバリエーションが増えますが、まず初心者が買うなら、次の12種類でよいと思います。

 もちろん、もっと少なくても自炊はできますが、下記の12種類を揃えておけば、手早く作れて簡単に味が決まるので、時短にもつながると思います。

①塩…海塩や岩塩など自然塩がうま味があってよい。

②しょうゆ…真空パックになっているものがおすすめ。

③砂糖…上白糖以外にきび砂糖や三温糖でもOK。

④こしょう…白と黒があるが、黒の方がパンチがある。

⑤味噌…米、麦、豆などがあるがお好みのものを。

⑥マヨネーズ…マヨラーの人は大き目サイズを買っても。

めんつゆ…酒やみりんがなくても味が決まる。初心者向きの調味料。

…サラダ油やキャノーラ油など癖のないものを。

バター…朝のトーストにも。料理に使うとぐっとコクと風味が出る。

片栗粉(小麦粉)…揚げ物の衣やとろみ付けに。

しょうがチューブ…しょうがの風味を手早くプラス。

にんにくチューブ…お酒もごはんも進む味になる。

 初心者の場合は、使う頻度がまだ分からないと思うので、最初は小さめサイズを買うようにしましょう。たいていのものは、100円ショップでも買えます。慣れてきたら、よく使うものは大き目サイズを買うようにするとよいと思います。

*本記事は、「1週間1500円で毎日おいしい! てんきち母ちゃんの はじめての自炊 練習帖」より、抜粋・編集したものです。