成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書の中から、「自然に痩せる」ためのさまざまなコツを紹介していきます。

【3か月で自然に痩せる!】努力をしても痩せない人の決定的な理由Photo: Adobe Stock

どんなに頑張っても、間違った努力だと痩せられない!

 世の中には、「こうすればラクに痩せられる」とか「これは健康にいい」と多くの人が信じているけれども、実はあまり意味がなかったり、逆効果になっていたりするものがあります。

 ダイエットは、「正しい努力×あなたの頑張り=結果」です。

 例えば、かなり効果があること(70)を、ほどほどの頑張り(50)で継続したとします。

 結果は「70×50=3500」。

 逆に、ほとんど効果がない「痩せそうで痩せない習慣」(10)を、あなたが全力(100)で継続していたら、結果は「10×100=1000」。

 全力で頑張っても、ほどほどの頑張りに負けてしまい、努力が報われないことになってしまいます。これでは、モチベーションも下がりますよね。

 だから、ダイエットでは間違った努力をしないことが一番、大事。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、努力をしても痩せないなら、まずはその方法や習慣を見直すことが大事です。

 たとえば、ヘルシーに見える朝ごはんの代表格、グラノーラやグリーンスムージですが、糖分が多く入っているものを食べたり飲んだりしていたら、完全に逆効果になっているかもしれません。また、食後に飲む、市販のカフェオレやコーヒードリンクなどに想像以上の糖分が入っていることもよくあることです。その習慣をやめずにいくら他で頑張っていても、なかなか結果が出ないでしょう。

「痩せそうで痩せない習慣」を見極めて、早くやめることが大切です(もちろん、「痩せる」目的以外でやっているなら、その習慣を否定はしません)。

 本書では「ダイエットや健康によい」と思われているけれども、実はあまり効果がない、あるいは逆効果の「痩せそうで痩せないNG習慣」を紹介していますが、この連載でも、その一部をこれからご紹介していきたいと思います。

 *本記事は「3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」から、抜粋・編集して構成したものです。(著者/野上浩一郎 本記事監修/西井義典(医師))