全国建設労働組合が
ソウル市内で大規模集会
ソウル市内で2月28日と3月1日、全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下の全国建設労働組合が、市の中心部の世宗大路一帯で組合員4万6500人が参加する集会を開催した。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、「任期中に建設現場での喝取(「恐喝」の意)・暴力行為は必ず根絶したい」「建設現場における法治を確固たるものとして打ち立てるべきだ」「建設労組など既得権労組の違法行為は暴力団レベル」と非難しており、強力な取り締まりを指示している。
これに伴い、尹錫悦政権と建設労組は厳しい対立関係に入っており、日韓関係改善を進める尹錫悦政権に対応し、建設労組は3・1独立運動記念日に大規模集会を開催することにしたのであろう。
また、保守系政党の「自由統一党」も1日午後に市内で数万人規模の集会を開き、複数の保守団体によるデモ行進も行われた。
しかし、市内でこうしたデモが行われた以外、今年の3・1独立記念日の韓国の雰囲気は例年とは異なるものであった。