ファッション、旅行、外食企業などが
6位以下にランクイン

 6位はファッション小売のANAP(アナップ)で、平均年収352.4万円。顧客層は主に若い女性で、全国37店舗でカジュアル衣料を販売しています。

 7位はネット専業の旅行会社、旅工房で、平均年収360.0万円。海外旅行を得意とし、個人客にコンシェルジュが付いてプランニングをするのが特徴です。2022年に政府の観光支援策「Go Toトラベル」事業の補助金を不正受給していたことが発覚、2月28日付で高山泰仁代表取締役会長兼社長が辞任しました。

 8位のハブは、英国風パブ「HUB」を展開する企業で、平均年収361.4万円。外食業、特に同社のような居酒屋はコロナ禍の影響を最も強く受けている業態です。

 9位は、2社あります。「Oriental Traffic」のブランドでレディースシューズを製造・販売するダブルエーとゲーム・エンタメ業界に人材派遣などを行うコンフィデンスで、いずれも本社は東京都、平均年収は361.8万円でした。

 今回の全250社のうち、平均年収が350万円未満の企業は5社。400万円未満の企業は29社、500万円未満の企業は121社、600万円未満の企業が209社となりました。詳しくは、次ページ以降の表をご覧ください。

(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)