企業の製品やサービスをめぐり、米国人はかつてないほど多くのトラブルに遭遇している。またそのトラブルに対し、積極的に「復讐(ふくしゅう)」を試みる人の割合が高まっていることが、最新研究で明らかになった。調査対象となった消費者1000人のうち、過去1年間に製品やサービスに問題がある経験をした人は約74%に上った。これは前回の調査が行われた2020年の66%、2017年の56%から上昇している。同種の調査が初めて行われた1976年にはトラブルを経験した人はわずか32%だった。同じ調査によると、企業に対して腹いせの行動(対面やオンラインでしつこく責め立てる、公然と侮辱するなど)を起こしたことがある消費者は、2020年の3%から3倍の9%に増えた。これはリベンジを試みる行動が減少する傾向を反転させるものだ。2003~17年に報復しようとした顧客の割合は平均17%だった。
米消費者トラブル過去最多、リベンジ行動も増加
製品やサービスに問題があったと答える顧客は1970年代の2倍に
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