たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築する。現在は予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出す。本書『逆転合格90日プログラム』は、短期間で実力を上げる高速学習法をまとめたものだ。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

「だから僕は合格した」勉強効率を上げる最強の昼寝術Photo: Adobe Stock

どうしても眠いときは昼寝する!

「朝はすがすがしい気持ちだったけど、昼はとにかく眠くて……」というあなたにオススメしたいのが「昼寝」です。

【自宅で昼寝をする方法】
ステップ1:昼ご飯に、炭水化物を含む食べ物を食べる。
ステップ2:食べ終わると同時に、布団に入る。
ステップ3:キッチンタイマーを30~90分にセットする。
ステップ4:5秒吸い、3秒止め、12秒吐く呼吸をし、呼吸回数を数える。

【学校で昼寝をする方法】
ステップ0:昼ご飯は、昼休み前に準備する(弁当や、あらかじめ買っておくなど)。
ステップ1:昼休み開始と同時に、炭水化物を含む食べ物を食べる。
ステップ2:耳栓を着用し、クッションを机の上に置き、寝る体勢をとる。
ステップ3:5秒吸い、3秒止め、12秒吐く呼吸をし、呼吸回数を数える。

目を閉じるだけでも、休めている

 昼寝は、「クラスの雰囲気」によっては難しいかもしれません。受験生でも昼休みに騒ぐ人はいるものです。困ったものですが、まず、この事実を知っておいてください。

「目を閉じるだけでα波(脳波の一種)が出る。眠れなくても、確実に休息はとれている」

「寝ないといけない」と思わずに、「寝られたらいいな」と軽く考えてください。マイクロスリープと言って、数秒だけの睡眠も存在します。15~20分だけ目を閉じて休息をすることは、夜3時間寝るのと同等の効果があると言われています。試してほしいテクニックが3つあります。

① 耳栓、アイマスク、クッションを使う
 うるさいと眠れないので、耳栓は必須。可能ならアイマスクも持っていきましょう。クッションや座布団を2つに折って、枕のかわりにするのもアリ。息でふくらませる旅行用の枕を持っていき、寝るときだけふくらますのもオススメです。

② 昼ご飯は「炭水化物」が含まれているものを食べる
 昼ご飯は「炭水化物」が含まれるものを推奨します。炭水化物(米、パン)を食べて、寝てください。入眠効果があります。早食いをするとさらに眠りやすくなりますが、血糖値を一気に上げてインスリンをドカッと出す方法なので、太りやすくなり、健康に悪いです。早食いはしないようにしてください。

③14時以降は寝ないで、かつ、2時間以上は眠らないようにする
 14時(昼の2時)以降は昼寝をしないでください。肝心の夜に眠れなくなってしまうからです。そして昼寝は2時間までです。夜に眠れなくなります。また、「コーヒーを飲んでから、カフェインが効くまでに30分かかるので、コーヒーを飲んでから仮眠をとる」人もいます。僕もやってみましたが、そもそも眠れなくなってしまいました。コーヒーを飲むと、僕は無意識的に「起きる」スイッチが入るからです。ただ、あなたには使えるテクニックかもしれないので紹介だけしておきます。

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)