働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行を記念して、本書の内容を一部公開します。
試験2週間前にやるべき2つのこと
受験生にとって試験前2週間は「スーパーボーナスタイム」です。これからの2週間は今までの2週間とはまったく意味が異なってきます。
私はこれまで、受験勉強における最大のリスクは「忘れること」だと言ってきました。どんなに長い期間勉強してきても、試験日までに覚えたことを忘れてしまっては意味がありません。
ですから、覚えた記憶を維持するために、これまでの連載で「大量記憶表を使って勉強しよう」とお伝えしてきました。下図が大量記憶表のサンプルです。
大量記憶表による勉強は、もちろん試験日まで続けますが、ラスト2週間はスーパーボーナスタイムに突入します。
試験2週間前は、勉強したことがそのまま点数に直結する期間といえます。覚えた知識を忘れずに試験日に突入できるためです。この2週間でどれだけ勉強したかによって、合否が決まるといっても過言ではありません。
では、この2週間に何をしたらいいのか。ポイントが2つあります。
ポイント① 復習は継続する
復習は必ず継続してください。これを緩めるとせっかく積み重ねてきたことに穴が開きます。復習するときは「問題を解く際のプロセスの確認」「周辺知識の思い出し」は必ずやってください。これを意識せずにただひたすら過去問を周回しても、初見の問題に対応できません。