パソコンと接続したINNOCNのモバイルモニターパソコンと接続したINNOCNのモバイルモニター Photo by Satoru Toda

テレワークの浸透とともに、ノートパソコンの「二つ目の画面用」としてモバイルモニターがブームになってきている。ただのモニターと侮るなかれ。その進化ぶりは目を見張るものがあった。(ビジネス書作家 戸田 覚)

テレワークに最適!
モバイルモニターの人気上昇中

 モバイルモニターをご存じだろうか?主に13~17インチ程度のサイズのモニターで、その名の通り軽量でスリムなのが特徴。パソコンとつないでセカンドモニターとして利用できる。

 モバイルモニターが徐々にブームになっているのは、テレワークと強く関連している。新型コロナウイルス禍では、13~14インチのモバイルノートが圧倒的に売れた。軽量で持ち歩きが簡単で、自宅と会社の両方で使えるパソコンは、テレワークにも最適。ただ、画面サイズが小さいために作業性が劣る。

 ならば、外付けのモニターを接続して2画面にすると便利だ。ところが、狭い自宅環境では大画面のモニターを置けない。そこで、使わないときには簡単にしまっておけるモバイルモニターが流行したわけだ。

 日本のメーカーや有名パソコンメーカーもモバイルモニターを販売しているが、中国のメーカーがこぞって参入し、大量のモバイルモニターをリリースしている。アマゾンで検索すると驚くばかりだ。いわゆる中華系メーカーの製品開発速度は驚異的で、今回はその進化の度合いをチェックしてみよう。