Windows一辺倒のユーザーが知らない間に、MacとiPhoneの連携機能を強化してきた「アップルの世界」はすごいことになっている。使いこなしたい五つの連携機能に加えて、MacとiPadの連携に関する便利機能についてもご紹介したい。(ビジネス書作家 戸田 覚)
MacとiPhoneの
超便利な五つの連携機能とは?
WindowsとMacのどちらが良いか――という論争は昔から尽きない。とはいえ、シェアを見ても分かるように、仕事で使うならWindowsが圧倒的に優位。読者のみなさんもWindowsを使っている方がほとんどだろう。
ところが、Windows一辺倒のユーザーが知らない間に、MacやiPhoneなどを連携するアップルの世界はすごいことになっているのだ。
少なくとも、スマートフォンとパソコンの連携という意味では、同じメーカーがOS(オペレーティングシステム)もハードも作っているアップルが数段優れている。そのため、今現在なにができているかを知るだけでも興味深いはずだ。
クリップボードが共有できる
実に簡単なことなのだがMacとiPhoneの間では、クリップボードが共有できる。Macでテキストなどをコピーしてクリップボードに格納した状態で、iPhoneで貼り付けを実行すると貼り付けができるのだ。もちろん、逆もしかり。
例えば、Macで記録している会員番号をiPhoneに貼り付けたり、iPhoneでやりとりしたSNSの内容をMacに貼り付けたり、といったことも簡単にできる。簡単というよりは、何も意識せずにコピペすればいいだけだ。Windowsでは、アンドロイドスマホやiPhoneとはこんな連携ができない。
なお、以下の内容も同様だが、Windows+スマホでも専用のアプリなどをインストールすればできることがある。ただ、Mac+iPhoneは何もインストールせずに標準でできるのが素晴らしいわけだ。