企業向けソフトウエア大手の米オラクルのロビイストらが、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」との提携計画を巡り、米議会の支持を得ようと奔走している。米政府が安全保障上の懸念を示す中、提携を解決策として売り込んでいる。  約90人から成るオラクルのロビー活動チームは、TikTokがワシントンにおいて高めている存在感を大幅に増強している。TikTokの運営会社である中国IT大手の字節跳動科技(バイトダンス)は、2019年にロビー活動を開始して以来、関連支出を毎年増やしている。ロビー活動の記録によると、昨年末までに総額1350万ドル(約18億円)を注ぎ込んだ。