世界最大のコーヒーチェーンである米スターバックスはトップの座をラクスマン・ナラシムハン氏(55)に委ねた。シアトルに本拠を置くスターバックスは、長年同社を率いてきたハワード・シュルツ氏が20日付で暫定最高経営責任者(CEO)を退任し、ナラシムハン氏が正式にCEOと取締役に就いたことを明らかにした。以前の発表では、ナラシムハン氏は4月1日に就任する予定だった。ナラシムハン氏は昨年9月に英消費財大手レキットベンキーザー・グループのCEOを退任した後、スターバックスの社風と事業運営を学んでいた。ナラシムハン氏を次期CEOとしてスターバックスに迎えて以来、同氏とシュルツ氏は緊密に協力している。シュルツ氏はナラシムハン氏や他の幹部に宛てた20日付の書簡で、スターバックスは自身のライフワークであり、今後は経営を幹部陣に任せると述べた。
米スターバックス、新体制始動 シュルツ氏は退任
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