キャリアアップを望む人は、文句の上手な言い方を学ぶべきだ。黙っていると鬱憤(うっぷん)がたまり、問題を悪化させることになる。声を上げ、リーダーに隠れた問題を知らせれば、仕事の不満を解消し、次の段階に進む準備ができていることを示すことができる。当然ながら、それは礼儀正しく行う必要がある。でなければ「部署の愚痴り屋」になりかねない。サンフランシスコで企業幹部のコーチングを手掛けるディナ・デンハム・スミス氏は最近、膨大な仕事量や人員削減による人材の空洞化への不満を耳にする。また、企業が寛大な人事評価をやめ、社員を厳選する新たな手段を模索する中、自身に対する否定的な評価を不当と見なし、いら立つ管理職や従業員もいる。