トランプ米政権は22日、司法省高官がギレーヌ・マクスウェル被告に対して行った聴取の記録を公開した。マクスウェル被告は、性犯罪を犯し拘置所で死亡した米実業家ジェフリー・エプスタイン元被告の側近だった。トランプ政権は、エプスタイン元被告に関する捜査資料の公開を当初拒否したことで、数週間にわたり批判にさらされていた。これらの資料にはエプスタイン元被告と他の有力者とのつながりが示されているとの見方もあった。こうした批判を受け、トッド・ブランシェ司法副長官は先月、マクスウェル被告に対し9時間以上にわたり聴取を行った。マクスウェル被告は条件付きの免責を得た上で、事件について供述した。ブランシェ氏はかつてトランプ大統領の刑事弁護人だった。ブランシェ氏によると、聴取の目的は、エプスタイン元被告の被害者に対して犯罪を行った他の人物に関する情報をマクスウェル被告が持っているかどうかを確認することだった。