スマホを見て驚く女性画像はイメージです Photo:PIXTA

転職サイトで見つけた「社長が超ワンマンで強権的」という辛辣な口コミ。どう判断しますか?「この会社は危険だ」と応募を控える人もいるだろう。しかし、その判断こそが、実は大きなキャリアチャンスを逃す、二流の行動だとしたら…? 成功する一流のビジネスパーソンは、同じ口コミを目にしても全く違う視点で捉えます。企業の評判に一喜一憂するのではなく、転職を成功に導くための本質的な情報活用術とは。この記事を読めば、口コミに振り回されない一流の判断基準がわかります。(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)

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転職サイトの「口コミ」は
二流が使うと逆効果

「ジャングリア沖縄」に対するグーグルマップ上の口コミが一時大量削除された問題が話題になりました。企業活動や消費行動において、口コミが大きな影響力を持っていることを窺わせます。

 21世紀にインターネットが爆発的に普及する中で、実際の利用者の肉声を知ることができる口コミサイトは商品、飲食店、宿泊施設などさまざまな分野に拡大し広く利用されるようになりました。

 就職、転職活動においても「企業の口コミサイト」を見ることが一般的になっています。

 調査によってさまざまな数字が出ていますが、エン・ジャパンの調査では転職活動中に50%の人が企業に関する社員の口コミを見ると回答しています。

 年代別では20代が40代以上より12ポイント高く、若い層ほど口コミを見る傾向が強いようです。

 転職活動をする人が、検討中もしくは応募先の企業で実際に働いている「中の人」がどんなことを言っているのか、気になるのは当然でしょう。しかし、活用方法を誤ると転職という人生でとても重要な局面における判断を間違える危険性もあります。