新年度がスタートし、GWも近づいてきた。ただ、頑張っているのに成果が出ないと悩んでいる人も多いかもしれない。
そんなときおすすめなのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。急成長企業「アンカー・ジャパン」CEOの猿渡歩氏、初の著書だ。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。
そんな本書を推薦するのが、「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」著者・わびさんだ。
わびさんは、自衛隊などの社会人経験で身につけた仕事術、メンタルコントロール術についてツイートした内容が人気を集め、Twitterフォロワーは15.7万人を突破、ネットメディアにもたびたび取り上げられている。
書評家としても鋭い論考を投げかけるわびさんに、『1位思考』を活用しながら、新年度をらくらく乗り切る知恵をシェアしてもらおう。
睡眠の悩みにわびさんはどう答える?
Q:『1位思考』の第6章「サボる習慣」では、「アマゾン創業者のジェフ・ベゾスでさえ8時間寝ている」というエピソードがありました。
ただ、なかなか7時間はおろか8時間は夢のまた夢という人も多そうです。
「7、8時間寝なきゃ」と思うとそれがストレスになる人も多い。
そこで、以前、メンタルダウンされたわびさん、布団に入ったらすぐ眠れるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
多忙な人でも、1日7~8時間確実に眠りを確保するわびさんならではの仕組みがあったらぜひ教えてください!
わび:よく運動した日など、「純粋な身体の疲れ+ストレス解消」ができたときは、放っておいてもすぐに眠れるし、熟睡できます。
でも、仕事のようにストレスがくっついてくる疲れの場合は、なかなか眠れないこともあります。
なので、眠るまでにいかにストレスを軽減できるかが鍵だと思っています。
私はお風呂やお香、読書などで気持ちを落ち着けてから寝るようにしています。
また、睡眠時間の確保について、よく8時間睡眠がいいという話を聞きますが、個人差があるでしょうし、年齢によっても変わってきます。
まずは自分のちょうどいい睡眠時間を探るのがいいでしょう。
そのうえで、起床時間からちょうどいい睡眠時間を逆算して、布団に入る時間を固定します。
そうすることで、十分な睡眠時間を確保できるし、無理なく起きられると思いますよ。
『1位思考』には、眠りたくてもなかなか寝つけなかった、かつての自分に読ませてあげたい「睡眠の大切さを実感するエピソード」と「適度にサボる習慣の極意」が詰まっています。
新年度のスタートの参考になると思います。なにかモヤモヤする人、現状を変えたい人は、読んでみることをおすすめします。