英文メール作成やリサーチを自動化!ChatGPTとGoogleスプレッドシート、DeepLの合わせ技

対話型ジェネレーティブAIの「ChatGPT」が大ブレイク中だ。ビジネスに活用しようという動きも出てきており、社会が変わり始めた。前々回はChatGPTの基本とプロンプトの作り方、前回はChromeの拡張機能でより便利に使う方法を紹介したが、今回はGoogleスプレッドシートやDeepLと連携させて、さらに便利にChatGPTを使い倒す技を紹介したい。ちょっとしたリサーチや、英文メールを書く作業が自動化されて瞬時に終わるのは、初めてだと驚くのではないだろうか。(ITライター 柳谷智宣)

GoogleスプレッドシートとChatGPTを組み合わせれば、リサーチの手間が大幅に削減される

 企画書を作成したり、業界の調査をしたり、あるいは筆者のように原稿を書く前には、何らかのリサーチを行うことが多い。Excelで表を作り、必要な情報を片っ端から検索して、表にコピペしていくのだ。そのデータベースを眺めて、傾向をつかんだり、アイディアを考えたりする。

 例えば、トータルエクスペリエンス(TX)に関しての企画書や原稿を書くシーンを想定してみる。トータルエクスペリエンスの定義などはGoogle検索ですぐに見つけられるが、“トータルエクスペリエンスに取り組んでいる企業を複数見つける”、となるとグッと手間がかかり検索の難易度も上がる。欲しい情報を見つけたとしても、その企業のURLや会社概要などもリストアップしなければならないとなると、さらに時間がかかる。

 そんな時は、ChatGPTとGoogleスプレッドシートを連携させると、あっという間に情報を収集できる。まずは、連携方法を紹介しよう。