【名刺情報の共有】中小企業で「それ、早く言ってよ~」を解決するには

名刺の管理方法は、人によってさまざまだ。スキャナーで取り込む、クラウドサービスを使う、ファイルなどでアナログに管理する……。個人はよくても、会社やチームで名刺情報をしっかり共有できているケースは、まだまだ少ないのではないだろうか。中小企業、あるいは一つの部署で名刺情報を共有したいという場合におすすめのサービスが、「Eight Team」(エイトチーム)だ。本記事では、Eight Teamでどんなことができるのか、個人向け名刺管理サービスの「Eight」との違いなどを解説する。(ITライター 柳谷智宣)

どんどん増える名刺、どう管理している?

 ビジネスシーンで、名刺を交換する機会は多い。コロナ禍で人に会う機会が減っているとはいっても、営業職などの人は毎日のように新しい名刺を入手しているだろう。前からの知り合いが、転職や異動でまた名刺をくれることもある。どんどん増えていく名刺の管理を、どうしているだろうか?

 束にして机に突っ込んでしまうと、利活用されることはほぼない。もし探そうと思っても、数百枚、数千枚ある中から見つけるのは、ほぼ無理だ。几帳面にファイリングしたとしても、目視で検索するには時間がかかってしまうことだろう。個人情報保護の観点からも、紙の名刺をその辺に放置しておくのはNGだ。

紙の名刺をどう管理するかで人脈や売り上げが変わってくる。筆者の場合、直近15年で3400枚の名刺がたまった(以下、写真・画像はすべて筆者による)紙の名刺をどう管理するかで人脈や売り上げが変わってくる。筆者の場合、直近15年で3400枚の名刺がたまった(以下、写真・画像はすべて筆者による)

 名刺の情報は、電子化して初めて活用できるようになる。メールアドレスや電話番号をメールソフトや電話アプリに手入力しなくても、リンクをクリック・タップするだけで正確に発信できる。リストを作って、新製品やイベントの情報を送ってもいい。必要な時に、パソコンやスマホで検索できれば、気軽に連絡できるようになり、人脈の構築や維持にも役立つ。