世の中が平常を取り戻しつつある今、改めてきちんとタイドアップしたドレススタイルを楽しむ機運が高まっている。
一方、ノータイのリラックスしたスタイルに慣れてしまい、自分のタイの合わせ方や締め方を、今一度見直してみたいという人もいるんじゃないだろうか。
そこでここではタイのスペシャリストに、タイドアップに関するありがちな悩みに回答をいただいた。心機一転の季節、格上のスーツ姿をものにしたいのなら是非参考にしてほしい。
スペシャリストがネクタイの悩みを一発回答
今回指南役としてご登場いただくのは、ネクタイ業界歴27年の並木孝之さん。いつも端正なタイドアップスタイルを崩さないウェルドレッサーだ。
アイネックス 商品戦略部 部長
並木孝之さん
「ネクタイはその人のセンスや生き様を映し出す鏡です」
並木さんは現在ロバート フレイザーをはじめアイネックスのオリジナルブランドの企画開発をするほか、同社が扱う海外の人気タイブランドのプロデュースも数多く担当。日本で最も世界のタイ事情に精通する方と言えるだろう。
「ネクタイは、ビジネススタイルの中で最もその人のセンスや生き様を自由に主張できる聖域。どうせ締めるのであれば、適当な選び方、締め方をせず、戦略的にお洒落を楽しんでいただきたいと思います」