ここ30年間、日本人の給料はほとんど上がっていない。
しかし物価もほとんど上がらなかったから、我々は呑気に過ごすことができた。
茹でガエル状態というやつだろうか。
ところが2022年からインフレの波が止まらない。
食費も燃料費も信じられないくらいどんどん上がっていく。
このままでは日本人は飢え死にしてしまうのか?
いや、こんな時代でもお金を稼ぐ方法はあるはずだ。
話題の書『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』南 祐貴(セカニチ)から、不遇の時代をたくましく生き抜く知恵を学びたい。
高速道路のような仕組みを作る
時短=仕組み化。通るたびにお金が発生する、高速道路のイメージ。
例えば決済サービス、サーバー、アフィなど。GMOインターネットグループ、NTT、AWS、リクルートのように“インターネットの道路”の事業を個人でもできればいいが、現実には1人では不可能だ。
個人での再現性がある分かりやすい“道路”の例は、厳選したまとめ記事。「買ってよかった新生活アイテム5選」「オススメ投資本ランキング」等をnoteなどで紹介し、商品URLをAmazonアソシエイト(アフィ)にする。
読者側が支払うお金は変わらないので、アフィURLでも関係ない。noteで「5選」にすれば、読者にとって時短(高速道路)になる。高速道路を誰かが通るたびに筆者にお金が入る。成功の話だけでなく「転職の失敗5選」などネガティブ方面の時短も需要がある。買い物の失敗は誰もが経験あるだろう。
人の時間=経済であり、読者の時間を代わりにショートカットしてあげることでお金が生まれる。
「5選」「ランキング」のフォーマットは昔からある古典的なタイトルだ。しかしタイムパフォーマンス(タイパ)が叫ばれるようになった現代でも「5つなら見てみようかな」と感じる。結局は「○選」「ランキング」という魔法の言葉は効く。この本質は50年後も変わらない。
(本稿は、『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』南 祐貴(セカニチ)より一部を抜粋・編集して構成しました)
Koru-workers 株式会社 代表取締役
1989年東京都調布市生まれ。2012年に大手広告代理店に入社。約6年勤めて、自由になるため退職・起業。クラウドファンディング等で資金を集めて高輪ゲートウェイ駅の近くに宿泊施設「Koru Takanawa Gateway」をオープン。同時に、経済や投資をわかりやすく解説する「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」を開始。マイナビ・ジチタイワークス等の就活・キャリア・資産運用セミナーにて満足度90%を超える人気講師。年間のセミナー視聴者数は延べ5万人以上。各SNSで毎日発信中、総フォロワー数は10万人を超える。YouTubeしゅんダイアリー就活チャンネル等の全SNSの動画は合計4000万再生以上。著書に『世界一面白くてお金になる経済講座』『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』