たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

「数学ができる人」がやっている最強の復習法Photo: Adobe Stock

短期間で数学力を上げる、すごいメソッド

 本日は「模試・定期テストの数学復習法」についてお伝えします。

 模試や定期テストには「重要で厳選された問題」しか出ません。特に模試は広い範囲からの出題なので、より精度の高い問題が出てきます。

 しかも、模試や定期テストで間違えた記憶は、色濃く鮮明に、悔しさを伴って残っています。復習すればすぐ覚えられるので、効果的に勉強できます。

 では、さっそく見ていきましょう!

ステップ1:まず、「30秒だけ勉強するぞ」と決めます。

ステップ2:数学の「模試」や「定期テスト」を机の上に置き、開きます。

ステップ3:自分の答案を見て、次のどれか1つをやってください。

● 計算ミスをしている場所を探す。どういう計算ミスをしたか、脳内で言語化する。
● 間違えた問題を見つけ、今ならどうやって解くかを脳内でイメージ。まったく解き方が思い浮かばなかったら、答えを見る。

ステップ4:間違えた問題を解き直します。答えをカンニングしてもいいし、他の教材を見てもかまいません。「自分で考えたい」と思ったら、次の表の時間だけ考えてみましょう。

あなたが偏差値55以下の場合⇒1秒。答えをすぐ見てください
あなたが偏差値56~70の場合⇒5分。あるいは、手が動かなくなるまで
あなたが偏差値71以上の場合⇒手が動かなくなるまで。ただし1問あたり30分以内におさえる

ステップ5:答えを出すところまでいったら、答えを伏せて、すぐさまその問題を解き直してください。このステップ5では、解答や教材のカンニングをしてはいけません。意外と答えが出ない、あるいは悩む部分があるはずです。これが「わかったつもり」の状態で、「わかる」と「できる」の差を埋めなければいけません

 以上です。ぜひ試してみてください!

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)