大ヒット中の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』に登場するちいかわ(左)とうさぎ(右) Photo:JIJI
公開10日間で興収44億円を突破した『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。SNSでは「怖い」「考察が止まらない」といった声も相次いでいる。実際に鑑賞すると、その「怖さ」はホラー的な演出だけではなく、現実社会を思わせるテーマにあった。原作未読の筆者が、その恐ろしい鑑賞体験を振り返る。(フリーライター 鎌田和歌)
「可愛いけど怖い」の真相
原作未読で挑んだ絶望体験
7月24日に封切られた『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が好調だ。公開10日間で観客動員数305万人、興収44億円を突破。8月も動員が伸びると予想されている。
ネット上での評判も上々だ。レビューサイト「フィルマークス」では8月5日時点で星4.1で、「前評判の通り、非常にハイクオリティな作画や音楽が目白押し」「かわいい世界観に隠れた闇深さがたまらない」といった感想が見られる。
その内容を考察する投稿やブログも盛んで、これらを読み喧々諤々とすることで視聴後にも楽しみがある映画と言えるかもしれない。
筆者は原作を未読ではあるが、評判を聞いて盛り上がっているうちに映画館で見ておきたいと思った。前評判では原作を読んでいなくても楽しめる、とのことであった。実際にどうであったのか、感想を書きとめておきたい。
まず最初に言っておくと、大変恐ろしい鑑賞体験だった。面白いが、恐ろしい。恐ろしかったポイントに絞って、紹介したいと思う。
※以下、作品の内容を含む。なお原作はオンライン上でも公開されている。







