『風、薫る』第96回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第96回(2026年8月10日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)
りんの髪型が変わった
『風、薫る』も後半戦。第20週に入った。『家族のかたち』(演出:松本仁志、平竣輔)。朝ドラで演出がふたり体制になると後半戦に入った感じがする。
クレジットで注目は脚本協力:佃良太の文字。ついに脚本協力者が現れた。ひとりで全話書くのはかなりの重労働なのだ。佃氏は『舞いあがれ!』(22年後期)でパイロット訓練学校編の脚本を担当していた。軽妙な会話や展開が得意な作家である。今回はどこまで協力しているのか不明だが、雰囲気が少し変わるかもしれない。
新潟での防疫から1年、直美(上坂樹里)が立ち上げた「恵風看護婦会」は、ふたりのトレインドナース・川口ツル(うらじぬの)と有森ソノ(竹田百花)が参加して、繁盛している。
なお仕事を詰める直美は、りん(見上愛)が帰ってくる前にもう少し資金を貯めたいと考えていた。
家の前の事務所はなんだかすっかりセンスのいい和風な空間になっている。風通しもよく採光もいい。これなら訪ねてきた人も安心であろう。なにより直美自身が落ち着いた大人の仕草になっている。上坂樹里さんは仕草の変化を出すのがうまい。
飾り棚には看護学校の卒業式の写真が飾ってある。
夕方、直美が美津(水野美紀)と料理をしている。
その奥、直美と美津の間から、なつかしい安(早坂美海)が見える。なぜか彼女は手伝わず、ぼーっと座っているだけ。
その理由はあとでわかる。
そこへりんが帰ってきた。
りんの髪型が変わっている。ちょっと分け目ができた。
環(英茉)が描いたりんの絵は前髪パッツンバージョン。
日本髪→オンザ眉毛の洋髪→前髪で眉が隠れる→分け目ができた
前髪が伸びて横分けにするという流れにリアリティがある。







