グーグルが懸命に取り組んでいるのは、より少ないリソースでより多くの成果を出すことだ。リソースが大幅に少なくなった場合にいかに対応するかが今後の課題となる。グーグルの親会社アルファベットが25日発表した1-3月期(第1四半期)決算はまずまずだった。主力の検索広告事業が予想外の回復を見せたおかげで、グーグル傘下の動画共有サイト、ユーチューブの広告収入は引き続き不振だったにもかかわらず、総売上高がウォール街の低調な予想をわずかに上回った。一方、総広告収入は依然として前年同期比で横ばいだった。グーグルは正式な業績見通しを発表していない。だが電話による決算説明会では「見通しは依然不透明だ」と述べた。そうなると、グーグルがコントロールできる数少ない分野の一つがコストだろう。この点は改善の兆しがみられる。営業利益は総額174億ドルとウォール街の予想を6%上回り、フリーキャッシュフローは172億ドルとアナリスト予想の135億ドルを大きく上回った。設備投資の減少が寄与した。
今のグーグル、コスト管理がすべて
売上高の伸びはさえなかったが、コスト再編でクラウド黒字化
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