複数のウクライナのドローン(無人機)が6日、ロシア最大の製油所の上空を旋回した後、次々と原油蒸留装置に突っ込み、施設は火の玉と煙に包まれた。ロシア当局は、シベリアのオムスクにあるこの製油所がウクライナから遠く離れていたため危険にさらされることはないと考え、防空体制がほとんど整っていなかった。この攻撃は8日のディーゼル燃料の輸出禁止の引き金となり、ロシアの1カ月にわたる燃料危機を深刻化させた。また、ウクライナの長距離攻撃の射程が大幅に伸びたことを示すものだ。これまでの攻撃は、ウクライナの領土から約1600キロ以内の地域に限られていた。しかしオムスクは直線距離で約2400キロ離れており、そこへ向かったドローンは防空網を回避するため、より長い迂回(うかい)経路を飛行する必要がある。