マーク・ザッカーバーグ氏は近頃、効率化に夢中になっている。それが一時的でないことを願うばかりだ。
フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの最高経営責任者(CEO)である同氏は3カ月前の決算報告で、会社の主要テーマとして今年が「効率化の年」になると宣言した。以降、それに向かって突き進み、昨年末に発表した1万1000人の人員削減に加え、先月はさらに1万人を解雇する計画を明らかにした。これによってメタの従業員数は25%近く減ることになる。新型コロナウイルス流行時に雇いすぎた他のハイテク大手企業が発表した人員削減よりも、はるかに積極的な削減となる。