思春期の子どもは何を考えているのかわからなくて、親も不安になりがちです。特に不登校になっていたり、不登校が長引くと悩みも深まる一方です。なぜ、学校に行けないのか……。不登校の親子をサポートしている不登校解決コンサルタントの菜花俊さんは、子どもが学校に行けなくなる理由はたった1つであると言います。そこで今回は著書『不登校から脱け出すたった1つの方法』(青春出版社)から、思春期の子どもの心と親に何ができるのかを紹介します。
子どもが学校に行けなくなるたった1つの理由とは
お子さんが学校に行けない理由を、あなたはどのように考えていますか?
学校に問題がある。先生が悪い。友だちのせい――。
いくつもの理由が複雑に絡み合っていると考えている人もいるでしょう。
しかし、どれも正しい答えではありません。実は、お子さんが学校に行けない理由は、たった1つなのです。
「そんなはずはないでしょ。子ども一人ひとり違うはずよ!」……もしかしたら、そう思われるかもしれません。
しかし、子どもが学校へ行けない理由は1つしかなく、その理由と解決法を誰も知らないために、全国の何十万人もの子どもたちが学校に行けずにいるのです。