菜花 俊
思春期の子どもは何を考えているのかわからなくて、親も不安になりがちです。特に不登校になっていたり、不登校が長引くと悩みも深まる一方です。なぜ、学校に行けないのか……。不登校の親子をサポートしている不登校解決コンサルタントの菜花俊さんは、子どもが学校に行けなくなる理由はたった1つであると言います。そこで今回は著書『不登校から脱け出すたった1つの方法』(青春出版社)から、思春期の子どもの心と親に何ができるのかを紹介します。

わが子が不登校になってしまったらどう接したらいいのか…。親御さんのなかにはこうした不安を持つ方がほとんどだと思います。実際に不登校に悩む親子をサポートしている不登校解決コンサルタントの菜花俊さんは、親が気付かずにやってしまいがちなNGな接し方があると言います。そこで今回は著書『不登校から脱け出すたった1つの方法』(青春出版社)から、じつは子どもを追い詰めてしまうNGな親の行動を紹介します。

長期休暇が明けると、不登校になる子どもが増えると言われています。原因がわかっている場合も、わからない場合もあり、解決策を求めて行動を起こしている人もいれば、学校以外の居場所を見つけた人もいます。こうした子どもたちをサポートしていく中で、親の「助けたい」という気持ちからくる言葉や行動が、逆効果として働いてしまうこともあるそうです。そこで今回は不登校解決コンサルタントの菜花俊さんの著書『不登校になって本当に大切にするべき親子の習慣』(青春出版社)から、子どもに良い変化を起こす〈励まし10カ条〉を紹介します。

いま、日本全国には19万3674人の不登校児がおり、中学校ではほぼ1クラスに1名という高い割合であるため(平成29年度 文部科学省による調査結果)、決して他人事ではありません。子どもの気持ちがわからずに悩んだり、親が自身を責めてしまったり…家族で不登校の問題と向き合うにはどうしたらよいのでしょうか。
