米議会予算局(CBO)は12日、議会が連邦政府の債務上限を引き上げなければ、6月前半の2週間のうちに全ての政府債務を履行できなくなる重大なリスクに直面していると警鐘を鳴らした。12日にはジョー・バイデン大統領と議会幹部らが債務上限の引き上げに向けた道筋を話し合う予定だったが、協議は来週に延期となった。CBOによると、連邦政府の税収と歳出が予測と異なる可能性があるため、債務が法定上限に達する正確な時期やその他詳細は、5月中は判明しない見通し。社会保障費などの債務支払いが滞れば、米国全体に経済的苦痛をもたらす恐れがある。CBOによると、現金残高が減ることで財務省の資金繰りに想定外のリスクが生じ、資金が枯渇する前であっても支払いが滞る可能性がある。
米債務上限、6月上旬に到達の恐れ=議会予算局
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