米銀大手ウェルズ・ファーゴは、2016年の不正営業発覚後の是正措置の進捗を誇張しているとして株主が起こした集団訴訟で、和解金10億ドル(約1360億円)を支払うことに合意した。株主は、恐らく数百万件の口座を顧客に無断で開設するという事態を防げなかったガバナンス問題やリスク管理システムの是正をどれだけ迅速に進めているかについて、同行とその過去の経営陣が誤った情報を提供して株主を欺いたと主張していた。16年に不祥事が発覚し、規制当局からの非難が相次いだ後、同行の問題への対処は公に示唆したよりも遅かったと、原告は主張。原告によれば、20年にその遅れが明らかになると、同行の株価は下落し、ミューチュアルファンドや年金基金を含む株主は損害を被った。
Wファーゴ、株主集団訴訟で和解金1360億円支払いへ
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