「今回ばかりは違う」は投資の世界では最も危険な言葉だ。だがここにきて、日本の投資家には、前向きな変化が市場で起こりつつあると確信を深める理由がある。日本株は足元、かの有名なバブルが崩壊しつつあった1990年以来の高値に達した。東証株価指数(TOPIX)は年初来12%値上がりしており、世界でも好調ぶりが際立つ。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏ですら、日本市場に信任票を投じている。バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが保有する米国外の外国株式で、日本株の比率はトップに立つ。とはいえ、長年の日本の投資家は今回の株高が本物なのか疑っているかもしれない。ここ30年、ついに来たと思われた夜明けの数々は、すべて幻に終わったためだ。だが、今回こそは楽観する根拠がある。
バフェット氏が愛する日本株、あなたも続くべきか
復活は本物? 日本企業が進める株主重視の改革でリターン拡大へ
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