「今回ばかりは違う」は投資の世界では最も危険な言葉だ。だがここにきて、日本の投資家には、前向きな変化が市場で起こりつつあると確信を深める理由がある。  日本株は足元、かの有名なバブルが崩壊しつつあった1990年以来の高値に達した。東証株価指数(TOPIX)は年初来12%値上がりしており、世界でも好調ぶりが際立つ。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏ですら、日本市場に信任票を投じている。バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが保有する米国外の外国株式で、日本株の比率はトップに立つ。