【元Google採用担当者が教える】最速で成長するための5つの原則とは?元グーグルの新卒採用責任者が、就活生に大切にしてほしい、最速で成長するための5つのマインドセットとは? Photo:123RF
*本記事は本の要約サイト flier(フライヤー)からの転載です。

おすすめポイント

 就職活動には不安がつきものだ。自分に合った職場が選べるか。面接で何をアピールしたらいいのか。そもそも就職先が見つかるのか。そんな気持ちから、「就活必勝法」を求める就活生も少なくないだろう。

『TEAM WORKER Googleで学んだ最速で成長できる5つの行動原則』書影『TEAM WORKER Googleで学んだ最速で成長できる5つの行動原則』 草深生馬著 朝日新聞出版刊 1650円(税込)

 本書は、人生を左右するかもしれない就職活動に向かう学生に向けて、グーグルで新卒採用責任者を務めた著者・草深生馬氏がおくる一冊だ。著者によれば、就活に「攻略法」は存在しない。なぜなら、就活の目的は「就活を乗り切る」ことではなく、一人ひとり異なる個性をもつ人材が、自分のユニークネスをどう仕事に活かすかを考えることだからだ。そう考えると、就活で定番の「自己分析」は、「やったほうが就活に有利」だからやるのではなく、「自分のことを知らなければ自分を活かした仕事はできない」からやるという判断になる。面接でのアピールも、「就活受け」をねらったものを並べるのではなく、自分を知ってもらうための話をすることになるはずだ。こうした考え方はすべて、著者自身が「自分が就活のときに知っていたら」と思うものばかりだ。

 さらに本書では、著者の視点から就活生に大切にしてほしい、最速で成長するためのマインドセットが語られる。特に大切なのは、本書のタイトルにもなっている「チームワーカー」であろうとすることだ。世界基準で働く力を身につけたい就活生には必読だ。人事担当者や、チームで働くビジネスパーソン、自分の働き方を見つめ直したい人にも、多くの学びがあることだろう。(森本みづき)