ジョー・バイデン米大統領とケビン・マッカーシー下院議長(共和、カリフォルニア州)は28日、前日に政府債務の上限引き上げで原則合意したことを受け、その細部を詰める協議に臨んだ。両氏は下院議員らに合意の詳細を示す予定で、早ければ31日にも議会採決が行われる可能性がある。ホワイトハウスによると、バイデン氏とマッカーシー氏は28日夜、超党派の予算合意について協議した。バイデン氏はこの後、ホワイトハウスで発表を行う予定。両氏は27日夜、政府債務上限を2年間引き上げ、その期限を2024年の大統領選以降とする暫定的な枠組みを発表した。それには今後2年間の歳出削減も盛り込まれた。これに対して、保守派下院議員の多くは即座に反対を表明。共和党は下院の過半数を僅差で確保している状態のため、マッカーシー氏にとって法案可決までの道のりは厳しいものとなりそうだ。一方で、議員らは依然として原則合意の詳細把握に努めている。
米債務上限交渉は原則合意、バイデン氏らが28日に詰めの協議
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