中国は「一人っ子政策」の時代、夫婦が子どもを持つのを阻止するため強制措置や罰金を巧みに利用した。それに比べ、最近の「産みやすい社会」を醸成する取り組みはうまくいっていないようだ。中国は産児制限をやめ、全ての夫婦が子どもを3人持つよう奨励する政策に転換した。それでも出生数は減り続けている。昨年の人口減少により、同国は長く保持した人口世界一の座をインドに譲ることになった。中国の年間出生数は一人っ子政策を廃止した2016年の年間約1800万人から46%減少し、現在は1000万人を割り込んでいる。中国の人口が現在の半分に満たなかった1960年代初期の飢餓の時代でさえ、出生数が1000万人を下回ったことはない。
少子化の中国、「3人目」奨励に躍起
一人っ子政策を担っていた機関が今や「出産文化」キャンペーン
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