フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、ツイッターに対抗するために導入を計画しているインスタグラム経由のスタンドアローン型アプリを社員に公開した。事情を知る複数の関係者が明らかにした。関係筋によると、クリス・コックス最高製品責任者(CPO)が8日の社員との全体会議でこのアプリを実演してみせた。コックス氏は同アプリをメタのツイッターへの対応策と称したという。コックス氏は社員に対し、クリエーターや政府関係者から「健全に運営される」プラットフォームを望む声が寄せられていると述べた。俳優・テレビ番組司会者のプラ・ウィンフリーやチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマなどの著名人にこのアプリの利用を約束してもらうよう交渉中で、「できるだけ早く」アプリを発表したい考えだと続けた。このソフトウエアを知る関係者によると、このアプリは社内で「プロジェクト92」というコードネームで呼ばれている。