米議会下院は12日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者とビジネスマンのポール・ウィーラン氏をただちに釈放するようロシア政府に求める決議について、早ければ同日中にも採決を実施する見通しとなった。バイデン政権が両氏の帰国に向けて働きかけを行う中、決議が可決されれば、この問題に関する超党派での団結ぶりを示すことになる。トム・エマー下院院内幹事(共和、ミネソタ州)は、「このようなことは世界各国でより頻繁に起きるようになっている」とし、「重要なのはエバンが合法的にロシアで仕事をしていたことだ。であるにも関わらず彼らは米国に憤慨して彼を見せしめにしようとしたが、そのようなことは許されない」と続けた。