米下院は13日、ロシア政府に対してウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)の即時釈放を求める超党派決議案を賛成422票・反対ゼロ票で可決した。決議はさらに、ゲルシコビッチ記者が収監中に米領事館員と自由に連絡を取ることを認めるようロシア政府に求めている。この決議に米国法としての拘束力はないが、ゲルシコビッチ記者の釈放に向けたバイデン政権の取り組みを議会が支持していることを強調する意味合いがある。WSJのエマ・タッカー編集局長は「エバンの釈放に向けた闘いにおいて議会が新たに超党派の支持を表明してくれたことに拍手を送りたい」とし、「エバンの不当な拘束は報道の自由に対する攻撃であり、このことは自由な社会を重視する全ての人にとって重大であるはずだ。エバンが釈放されるまで闘い続ける」と述べた。