ケビン・マッカーシー米下院議長(共和、カリフォルニア州)は、党内の強硬派議員に対応するため新たな歳出削減を掲げた。これを受け米連邦議会は年内にも政府機関閉鎖の可能性と再び直面する見込みとなった。マッカーシー氏は1月に下院議長に選出されるにあたり、大幅な政府歳出の削減を約束していた。その後、ホワイトハウスと政府債務上限に関する合意を結ぶ際、保守派議員らが求めるよりも小幅な削減を受け入れていた。これに対し11人の共和党議員が今月に入って反発し、採決手続きを拒否したため下院はこう着状態となった。このため、マッカーシー氏は現在進んでいる予算編成プロセスにおいて、さらなる歳出削減を目指すことを約束する形となった。
米下院議長、政府閉鎖が再び課題になるか
有料会員限定
あなたにおすすめ