子どもの英語教育は重要だけど、翻訳技術も発達しているし苦手なまま大人になっても大丈夫――。残念ながら、これは間違いです。子どもたちが大人になる頃には、「話せて当たり前」の時代が来ます。大人の私たちが過ごす今とは、明確に違うのです。しかし、小学4年生までに「ある対策」をすれば留学なしで英語力は爆発的に伸びます! 5000人以上のバイリンガルを育ててきた経験から解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)
「英語は苦手です、話せません」は
もう許されない
グローバル化に伴い、世界で英語話者が激増しています。2011年から2021年の間に英語を話す人の数は、約10.5億人から13.5億人(英語レベルを低めに見積もれば15億人)に増え、世界人口の17%を占める規模に膨れ上がっています。10年間で約3億人の増加であり、他のどの言語よりもはるかに高い上昇率です。(https://www.statista.comのデータから)
英語をオフィシャル言語とする国も増えています。2022年現在、世界195カ国語のうち67カ国と27地域で英語は公用語・準公用語になっています。
さらに付け加えれば、英語を公用語・準公用語としていない国、たとえばノルウェー、デンマーク、オランダなど、北欧やヨーロッパの国々では大多数の人が英語を話すことができます。
英語は、国際的なビジネス、政治、学術研究、科学技術、スポーツ、エンターテインメントなどの分野で共通語の役割を果たしています。これからの社会を生きる人にとって英語を使いこなせることは「必須スキル」となりつつあるのです。