ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)がロシアで拘束されている問題で、現地裁判所は22日、少なくとも8月30日までの公判前勾留を命じた地裁判決を支持した。ロシア国営タス通信が伝えた。法廷の透明なボックスの中には黒っぽいTシャツにジーンズを身に着けたゲルシコビッチ氏の姿が見られた。報道陣は一時入廷が認められたが、短時間で退廷を求められた。モスクワの地方裁判所が5月23日、連邦保安局(FSB)が要請していたゲルシコビッチ氏の公判前勾留延長を認めたことを受け、同氏の弁護団が異議を申し立てていた。ゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際にFSBにスパイ容疑で拘束された。WSJと米政府は容疑を強く否定している。
ロシア裁判所、WSJ記者の勾留延長認める
ゲルシコビッチ氏は3月、FSBにスパイ容疑で拘束された
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