バイデン米大統領が中国の習近平国家主席を「独裁者」と表現したことについて、中国政府は米国のニコラス・バーンズ駐中国大使を呼び出し正式に抗議した。バイデン氏は20日に開かれた政治資金集めの会合で、中国の偵察気球が米上空を通過した際に習氏は状況を把握していなかった発言したほか、習氏を独裁者と表現した。米当局者3人によると、この後に正式な外交上の抗議の申し入れが送付された。この申し入れがあったのは、アントニー・ブリンケン米国務長官が中国を出発した数時間後のこと。ブリンケン氏は米中間で高まる緊張を緩和するため中国の首脳らとの会談を行っていた。米首都ワシントンの中国大使館は申し入れついてのコメントを控えた。米国務省もコメントを控えた。