特製ソースをたっぷりかけた「キーサディーヤ」は、米ファストフードチェーン、チポトレ・メキシカン・グリルで第1四半期にブレークしたヒット商品だ。だが同社はこのために「消化不良」にもなった。チポトレの伝統的なケサディーヤをアレンジしたこのメニューは、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の人気フードインフルエンサーが、メニュー外の「試み」として考案したものだ。間もなく、チポトレはカスタムオーダーに圧倒された。このメニューは作るのに時間がかかり、特にサワークリームとチポトレハニービネグレットを混ぜたソースがなくなると、従業員を慌てさせた。何人かの店員がメニュー外の商品を作ることを拒否すると、顧客はインターネット上に怒りのレビューを投稿し始めた。
TikTokに翻弄される米企業 トレンド基に商品展開
「10億人のフォーカスグループ」がビジネスサイクルを破壊
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