アントニー・ブリンケン米国務長官の中国訪問中、中国政府関係者らとの会談で、来年1月に予定されている台湾総統選が大きな話題になった。事情を知る複数の関係者が明らかにした。関係筋によると、中国政府は台湾総統選に対する米政府の関心の度合いを判断しようとし、中国政府関係者らは与党・民進党の総統候補についての懸念をブリンケン氏と共有した。中国政府は、同国が「独立派」とみなす頼清徳副総統の政治的立場が中台間の緊張を高め、さらには米中関係を一段と悪化させる可能性があると示唆したという。民主党公認候補の頼氏は台湾独立の主張において、任期制限のため立候補できない葵英文総統よりも積極的な姿勢を示すことが多い。
米国務長官の訪中、台湾総統選が大きな話題に
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