20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
ほとんどの学生は金沢八景キャンパスに通う。医学部だけは同じ金沢区の福浦キャンパス。両キャンパスともよくドラマなどのロケ地に選ばれる。
金沢八景キャンパス
横浜から電車で約20分。金沢八景駅が最寄りとなる。キャンパスからは海まで自転車で3分、裏山は鎌倉へと繋がる深い森という自然たっぷりの環境にある。都会的なイメージを描いて入ると、そのギャップに驚かされる。周辺に関東学院大もあるが、駅前に学生街の雰囲気はなし。唯一、華やかな八景島シーパラダイスは、入学後に一度は行ってみる程度。
駅からは徒歩5分。キャンパスから京急の赤い列車が見えるくらい近い。キャンパス内は銀杏並木をメインストリートに、15分も歩けばすべてが把握できるほどの規模だが、学生数も少ないから適度な広さと言えるかもしれない。学食にいれば、まず間違いなく知り合いに出会う。その反面、目立ったことをすればみんなに知られてしまう。
八景シーガル食堂は生協系の学食だが、オリジナルメニューもあり、全体的に評価が高い。
福浦キャンパス
シーサイドライン市大医学部駅から連結通路で直結。八景島が目前の海に面したキャンパスで、隣には横浜ヘリポートや工業団地がある。附属病院は『チーム・バチスタ』や『医龍』などドラマのロケ地にもなった。「電気の節約でいつも暗いし、汚い」「設備は充実していない。八景のほうが綺麗」との声がある。